認知症にはいくつかパターンがあるが
脳内の伝達物質が不足して起きるタイプの認知症は
普段から、この「伝達物質」が出るような
生活パターンをとっていれば、ある程度予防できるらしい
そして、「伝達物質」は新しいことをすると
出てくるらしい
それなら、やってみよう
どうせなら、わかりやすく1年に100個、と思って
始めたチャレンジだが
さすがに、今回ばかりは
できるかどうか、かなり不安だった
しかも、こういう内容を書くのは
なんだか、大したこともしていないのに
すごいだろう、とひけらかしているようで
実に、居心地が悪いのだが
今日の、「新しいこと」は
「子供食堂にボランティアに行った」だ
通勤中の駅で途中下車をして
駅から徒歩五分くらいのところに
子供食堂がある
……これは、ネットで知った情報だ
それにしても
一年前に検索した時には
ここには、子供食堂はなかったように思う
なんとことだ、と呻きそうになったのだが……
ボランティア募集、とホームページに書かれており
メールアドレスも載っていたので
思い切って、メールを送ってみた
ボランティア初心者、今までやったことはありません
子供食堂に、協力したいとは思っていたけれど
学生時代のバイトを含めて
飲食業は、初めてです
自分一人分の食事は作りますが
大人数の食材は、触ったこともありません
手伝うことができるでしょうか、と
不安度マックスで出したメールには
暖かいメッセージがつづられていた
仕事ではないので
タイパや、効率化は考えなくて結構です
食品を触るので
髪が落ちないようにする
バンダナと、エプロンだけお持ちください
最初は
テイクアウトの方のために
お料理を、弁当パックに詰めるお手伝いを
していただけたらと思います
手袋も、こちらで提供します
お目にかかるのを楽しみにしています、と書かれていた
幸い、私の仕事は定時で終わる
すぐに電車に飛び乗れば
活動開始の時刻には間に合う
……とはいえ、多少遅くなっても大丈夫です、とは
言っていただけたのだが……
初回なので、遅れたくはない
駅からの道を、小走りで
子供食堂まで何とか、時間前にたどり着いた
結論から言うと
「簡単な作業」だった
まず、炊きあがった米を
子供用は120グラム、大人用は150グラム
小さなボールに入れて、重さをはかり
弁当入れに移す
最初は、かなり時間がかかったが
10個めくらいから、およそ誤差 10グラムくらいで
よそえるようになった
必要な弁当は、30個
15分くらいで、終わった
次は、農家から提供していただいた、イチゴ
小さすぎたり、大きすぎたり、形がいびつだったりで
商品にならないものなのだそうだが
これを、小さなビニール袋に入れて
テイクアウトの弁当と一緒に渡す
その、ビニール袋詰めだ
これが、意外に大変だった
そもそも、食品を触る時用の
薄い手袋をしているので、指先があまりうまく動かない
それに、小さめのビニール袋に
商品にならないくらい大きなイチゴを
つぶさないように入れる
比喩ではなく、本当に汗をかくほど、大変だった
最後に、弁当を持ち帰り用のビニール袋に入れる
ここまでで、ほぼ一時間
私は、かなり不器用に
あれこれと手間取っていたが
もし、一度でも弁当屋や、スーパーの総菜売り場で
バイトやパートをしたことのある人なら
あっさりと、さっさっさっ、と
できた作業だろうと思う
拍子抜けするほど、簡単だった
これなら、明日の仕事にも差し支えることもない
帰り掛けに、ジムにも行って
軽く運動もできたくらいだ
なので、今日の結論としては
「ボランティアだからと言って
構えなくてもいい
むしろ、拍子抜けするくらい簡単なものが
世の中にはたくさんある
まず、一度だけチャレンジして
合わないと思ったら、すぐにやめればいい」
世の中、案外と
「案ずるより、生むが安し」だ
写真は、とってきたいところだったのだが
これをブログにのせると
私がどこの子供食堂に行っているかが
多分、ほぼ確実にわかってしまいそうだったので
特定を避けるために、あきらめることにした
定年後、何をしていいかわからない方
ボランティアは、おすすめだ
ある程度体を使うので、気分が良くなる上に
私の感覚なのだが
イヤな奴が少ない
町内会や、趣味の会だと
なんとなく、この人がボスだな、逆らってはいけないな、と
いう人がいることが多いうえに
話題が、人の陰口だったり、あそこが痛い、ここが痛いと
半分、病気自慢のようだったりと
早く帰りたくなるようなもののことが多いのだが
ボランティア系の集まりでは
このような話題が出たことは
私の経験上は、一度もなかった
新しい友達を探している方
騙されたと思って
一度、お近くの子供食堂に顔を出してみてはいかがだろうか
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