60歳を過ぎ、そろそろ定年が近くなり
できることなら、毎日は
気楽にのんびり過ごしたい
ブログにも、毒にも酢薬にもならないような
ささやかで、楽しいことを書き連ねたいと
思って入るのだが
どうして、こんなニュースばかり
耳に入ってくるのだろうと思う
石破総理が、ガザの難民を受け入れたいと発表した
トランプ大統領が
ガザをアメリカのものにする
現在のガザの住民はどこかに出ていけ、と言い出し
エジプトをはじめとして、ヨルダンなどに
アラブの各国にガザの住民の受け入れを打診し
どこからも、断固拒否をされている
ハマスは、ガザの土地はパレスチナのものだと
ぶち切れ気味の会見をし
世界がとんでもないことになりそうだというのに
まさか、石破総理は
アメリカにしっぽを振るために
ガザの住民を受け入れを検討するといったのではないかと
勘ぐりたくなっているのだが
とんでもない、絶対に反対だ
パレスチナに安易に手を出すと
文字通りの、亡国一直線になる気がするのだ
私は、別に差別主義者ではないと思う
移民に関しては、治安維持の点から
慎重にした方が良いとは思うが
絶対にダメだとは思わないし
ウクライナの避難民は、むしろ受け入れるべきだと
思っている
だが、ガザだけは、話が別なのだ
同じ宗教でありながら、アラブの国々
特に、ガザと国境を接しているエジプトなどは
国境沿いに、頑丈な塀を作り
難民の流入を物理的にも阻止しようとしている
理由は、治安の悪化だ
昨年の10月7日には、ハマスを主とした
テロリストによる、イスラエルへの攻撃があった
かなり大規模なもので
このテロによる犠牲者数は、イスラエルの建国以来
最大のものだったと報道しているところもあるくらいだ
その後、ガザ地区で
このテロリストの襲撃は、正しいものだと思うか、との
世論調査が行われた
そして
ガザ地区の住民の、約40パーセントが
これは正しい襲撃だと答えた
ガザでのハマスの支持率は、わずかに減少したとはいえ
35パーセントに達している
この数字は、日本での石破首相の支持率とほぼ同じだ
この数字を額面通りに受け取るなら
ガザからの難民の三人に一人が
テロを支持していることになる
つまり、日本(+欧米)と
善悪の考え方が違うのだ
日本では、無差別大量殺人は、絶対悪だ
殺す方にどんな理由があろうと
絶対に許されない
地下鉄サリン事件の実行犯の死刑も
世論は、それだけのことをしたのだからと
当然だと受け止めた
それが、ハマスを支持するということは
無差別大量殺人も、理由があれば
やっても構わない、と考えるということだ
場合によっては
悪い奴らをいっぱい殺した英雄、と
考える人が、三人に一人いるということだ
話し合って、お互いの着地点をすり合わせるという
方法もなくはないとは思う
だが
これに、宗教が絡んでいる、となると
一筋縄ではいくまい
今の日本の社会に
これを解決できるだけの
余裕があるとも、思えないし
この解決のために、大量の税金を投入して
再教育キャンプ、などを作られては
日本人の税金は日本人のために使え、という
大規模なデモも起こりそうな気もする
それに、これは、ガザに限らず
ヨルダン川西岸地区でも同じことが言えるのだが
学校教育があまりにもおぞましい
国連パレスチナ難民救済機関が
学校に行けない子供たちのために
学校を作り、教師を配置し、費用を出した
ところが
その学校で、使っている教科書には
地図に、イスラエルが載っていない
つまり、イスラエルは国ではない、と
幼いころから子供に教え、一種の洗脳教育を施している
それだけではない
物理では
イスラエル兵に投げる石の速度を計算させる
国語の教科書では
13人の子供を含む、38人を殺したテロリスト
ダラル・ムグラビを
英雄として賞賛し、女性のロールモデルとしている
算数の教科書では
第一次と、第二次の反イスラエル暴動の犠牲者を
「殉教者」と呼び
「殉教者」の人数を足し算させる問題を出している
念のため、重ねて言うが
国連の援助で作った学校の教科書が、これだ
そうでない学校では、どんな教育をしているのか
考えただけでも、背筋が寒くなってくる
おかげで、ハマスの戦闘員のうち、
少なくとも100名が国連のこの学校の
卒業生であることが判明した
これに関しては
アメリカ政府が出している
Country Report が詳細な問題提起をしている
こうした教育を、子供たち自身はどう考えているのか
これに関しては、資料が全くみあたらなかった
その通りだ、イスラエルを叩き潰せ、と
日本の戦時下の「小国民」のようになっているのか
大人ってバカだなぁ、と
鼻先で嗤っているのか、それは私にはわからない
だが
この教科書がおかしいと思わない大人も
それしか教えられていない子供も
ストレートに、日本国内に受け入れて良いものかどうか
とても心配なのだ
さらに、パレスチナ自治政府は
ガザとヨルダン川西岸で
反イスラエルのテロリストが死亡したり
イスラエルの刑務所に入れられたりした場合には
家族に「殉教者手当」として
現金を配っている
刑務所に入っている時間が長ければ長いほど
家族が受け取る金額が高くなるため
イスラエルは、何度もこれをやめさせようとしていたが
いまだに、続いている
つまり、ガザでは一般市民でも
テロリストとの距離が非常に近い
おそらく、日本に住んでいる我々が想像できないほど
生活の中に、テロの要素が入り込んでいる
しかも、現在、ハマスに入っている人や
自分は入ってはいないが、家族がハマスに入っている人
内心ではハマスを支持している人がいたとしても
見分けがつけられないだろうと思う
家族などがかばって、隠し立てをしていたらなおさらだ
日本は、諜報が弱い
オウム真理教ごときで手を焼いていた
公安調査庁に
テロリストを完全に見分けて
一網打尽にかけられるような
調査能力があるようにも、思えないのだ
ただ、人道的な支援まで
しなくてよい、と言っているわけではない
例えば
ケガをした子供の治療など
範囲を限定し
テロリストの流入の起きないように
確実に防御を固めたうえでの
人道支援はすべきだと思う
だが
安易に国内に入れることは
危険が大きすぎるように思うのだ
パレスチナ問題は
表面に見える状況よりも
ずっと根が深い
単純に「だって、かわいそうじゃん」などどいう
浅はかな感情論にのって
安易に手を出すべきものではないと思う
あくまで慎重に
少なくとも、半素人集団である政府の
閣議決定などで、安易に決めないよう
それだけは、心底願いたいと思う
その攻撃をどう思うか、ガザ地区での世論調査があった
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