2024年9月8日日曜日

自己採点・不合格・ファイナンシャルプランナー1級実技試験

 とにかく、落ち込んでいる

落ち込みに加えて、あまりのショックと

将来への悲観で

ちょっと、立ち直れそうにない


昨日受けてきた、ファイナンシャルプランナー1級

二次試験の模範解答が、今朝、発表になった

大急ぎで、確認しに行って


確認したことを、心底、後悔した

余りの落ち込みに、仕事がロクに手につかない


ファイナンシャルプランナーの二次試験は

二種類ある

二日間にわたる口述試験か

一日で終わる記述試験

どちらか一方を受けて合格すれば

晴れて、最終合格となる

私は、記述試験の方を選んで

見事、撃沈してきたところだ

合格点は6割だが

私の自己採点は、5割にも達しなかった

どこをどう頑張っても、不合格だ


ショックなのは、この先だ


ファイナンシャルプランナーの2次試験は

1月、5月、9月と、年に3回あるが

筆記試験の実施は年に一回、9月だけ

残りの1月と5月は、口述試験しか行われない


私は、かなりの口下手で、極度のあがり症だ

本番に弱い上に、この年になって恥ずかしいのだが

少し、対人恐怖も入っているらしい

就職の面接すら、良く通ったと思っているくらいだ


次の1月に、苦手、というよりも

圧倒的に不合格に近いことを覚悟で

口述試験を受けに行くか

来年の9月の筆記試験まで

ひたすら一人で勉強を続けながら

筆記試験を待つか

どちらにせよ、ロクても無い選択肢しかない


口述試験の受験料は2万5千円

ダメもと、というには、負担が大きすぎる


しかも、来年まで勉強して力がつくなら

1年、実技の勉強だけを続けることも

やぶさかではないのだか

また来年になって、記述式の

新傾向問題が出てきたら

それだけで、受ける前から不合格が決まるようなものだ


しかも、せつないことに

この記述式試験の合格率は非常に高く

例年、9割を超えている

なので、不合格の場合の勉強法のアドバイスも

参考書も、ほとんど無いうえに

人に「落ちた」と言おうものなら

「落ちたの?」「ちゃんと準備しないからだろ」と

なんとも言えない、軽蔑の視線まで飛んでくるタイプのものなので

「不合格」のブログもほとんどなく

情報収集がほとんどできない


何を隠そう、私自身も

今回の試験で、受かるつもりでいたので

実は、9月度にほかの試験を受けるように

申し込みも済ませてしまっている

……ちなみに、アロマテラピー検定1級だ

  9月以降は、のんびり趣味を楽しむつもりで

  準備していた自分が、情けなくてたまらない……


最後に一言だけ、グチらせてほしい

去年受けていれば

おととしでも、一昨々年でもいい

過去10年間のどの年に受けていても

余裕で合格できていた

それが、今年になって

今年だけ、問題の傾向を大幅に変える、って

そんなの、ありか

アリなのかー!!

今年は運の悪い星回りだとは言われていたが

ここまでひどいとは、思わなかったぞ





ファイナンシャルプランナー試験・終了!!

 本日、9月8日は

ファイナンシャルプランナー1級の

二次試験の当日

13:30~15:30までの二時間

受けて参りました













我ながら、本当に良く勉強したと思う

一次試験の合格発表から

今日の午前中まで

二次試験対策で、ほぼ150時間くらいは

勉強していると思う

定番と言われる「精選問題集」は7周

過去問は11年分

2020年代の過去問は特に徹底的にやり込み

間違う問題は一問もない

というところまで

準備を仕切って迎えた、今日の本番


手ごたえは、というと


落ちたと思う


まだ、模範解答は発表されていないので

「手ごたえ」だけの段階だが

とにかく、初見の問題が多すぎた

私は、「こんな問題、初めて見る」というパターンに

極端に弱い

応用力がないのだと思う

子供の頃から、ずっとこうだったので

その分、今まで出題されたものは

徹底的に身に着けて

確実な合格点を狙う作戦をとるのが

私の「勝ちパターン」なのだが


今回、初見の問題が4割近かった

合格点は6割

1問でもケアレスミスをしていれば

確実に致命傷、というレベルなのだが


一問、電卓の打ち間違いで

計算ミスをしていたのが判明した


帰ってきてから

この夏を捧げて勉強した分だけ

ショックが大きく

何もやる気にならず

無意味に、愛猫をブラッシングしたり

洗面台を磨いたりしているのだが

どうにも気が晴れない


というのも

この傾向が続いて

新作の初見問題が出まくるようなら

次も、その次も、延々と落ち続ける未来しか

見えてこないからだ


とはいえ

不合格発表は11月に入ってからだ

この先どうするか、は

11月に考えることにして

とりあえず、今日のところは

好物のトニックウォーターをあおって

早めに寝てしまうことにする


それにしても

今回の問題はひどかった

特に、この

老人ホームの種別に関する問題

こんな内容は、テキストにも書いていない

つまり、勉強のしようがない

こんな問題ばかり出していると

受験生そのものが減って

ファイナンシャルプランナー業界そのものが

衰退しても知らんぞ、と

悪態の一つくらいは

ついてみたくもなる

ちなみに、この問題

正解のわかる方、いらっしゃいますか?

(私は全くわかりません)








2024年9月3日火曜日

やっぱり必要では?防災庁

 私の住んでいる関東地方では

先週の台風10号以来

断続的に雨が降り続いて

地盤が緩んで土砂災害に注意、と

言われ続けている

神奈川県に住む同僚は

金曜日の昼休みに間に

自分の住んでいる町に

避難勧告が出されてしまい

大慌てで、早退届を出して

家に舞い戻っていった


地球温暖化のおかげで

台風が多くなっているのだそうだ

となると

来年は、もっと暑くなるだろうから

台風はもっと増えるだろう

再来年も、もっと、

そのたびに、テレビでは土砂災害の警報が出て

避難所では、パーテーションが足りなくなり

女性の授乳室や、着替え室が作れない、と

問題になるのだろうか


私はどうも、災害に関して

後手後手に回っているような気がしてならない

避難所のパーテーションや

女性の保護、性犯罪の予防等は

普段の時から、ちょっと注意しておけばできるのに

どうも、手が回っていない上に

最後には、市民の自己責任に丸投げされているように思うのだ


私は、自民党の総裁候補には

誰にも心を惹かれないのだが

石破サンの公約

「防災庁を作ります」だけは

いいことを言う、と思った


台風は、毎年必ず来る

南海トラフも、可能性は高い

首都直下型地震だって、幻想ではない

個人の備蓄や備えは

確かに、必要だが

それだけでは、どうにもならないものもある


先ほどの、パーテーションだけではない

例えば、道路沿いのビルの耐震構造である

道路沿いのビルが倒れれば、道をふさぐ

道がふさがれれば、消防車も

自衛位の車両も、通ることが出来なくなる

インフラの整備のためにも

地震の起きる前に、古いビル耐震構造のチェックと

補強作業が必要だと思うのだが

どうも、進んでいるようにも見えない


それに、いつも思うのだが

個人の備蓄として、ポータブルトイレが必要、と

言われており

確かに、私も10日分くらいの買い置きはあるのだが

そもそも、市町村や国が

トイレトレーラーを準備し

日本のどこかで天災があれば

他の地域から、トイレトレーラーが

各避難所に2台くらい派遣できるようになれば

その方が衛生的に決まっている

以前、お笑いコンビの「サンドイッチマン」が

トイレトレーラーを寄付したことが

美談となっていたが

本来は、これは国や地方公共団体の仕事で

それが、手が回り切らないところを

民間が補助する、というのが

ベストなのではないかと思っている


食糧に関しても、疑問が残っている

主に、ヤマザキパンをはじめとする製バン会社が

大量に寄付をしてくれているようだが

こういう時こそ

政府が備蓄米を放出して

おにぎりをはじめとする、非常食を

ドンドン配っていくようにすべきではないのか

どうにも、政府が怠慢のように見えるのだ


実際の災害だけに限らない

今回の、南海トラフ騒動のように

安全上、海水浴施設は閉鎖しなくてはいけないが

施設側の損害も大きい、というケースは

今後も、たくさん出てくるだろうと思う

そういう時に、迅速に補償金を配れるよう

システム化した方が良いと思うのだ


それには、やはり、防災関連を専門として

働く部署があった方が良いと思う

情報も、指揮権も、

今までのように、自衛隊は防衛庁

地震情報は気象庁、と

バラバラにしておくよりは

全部まとめて、集約化し

政府の指示がなくとも、ある程度は

例えば、マグニチュード7の地震があれば

自衛隊は自動的に出動、などというように

規定を定めて

現場での裁量を広く認める、

特別の省庁がある方が良いと思う


財源だが

あの、ロクな仕事をしない「子供家庭庁」をつぶして

ついでに、居眠り議員をはじめとする

国会議員の数を減らして

その予算で、何とかならないものだろうか


ともあれ

防災は、個人だけではどうにもならない

台風は、起きるとわかっているのに

防災設備が手薄なのはどうかと思う

私の目の黒いうちに

何とか、もう少し生きやすい社会に

なって欲しいものだと思う



2024年9月1日日曜日

来年の運勢の本がもう売り出しに

 関東地方は大雨、と

言われていたので、少し覚悟はしていたが

私の住んでいるあたりは

ほんの少し、雷はなったものの

午前中からすっかり雨も上がり

湿度は高いけれど、快適な一日だった


ある程度、ひんやりと涼しくなったので

夕食を済ませてから

買い物がてら、ぶらぶらと散歩に出た

行きつけの、何もない道で

いつものなじみの本屋に、ぶらりとよつて見たところ


一番目立つところの平積みが

占いコーナーになっており

もう、来年

2025年の占いがずらりと並んでいた

大体が、九星占い

あとは、細木数子の占いを

娘さんがついだもの

それから、ゲッターズの占い

てのひらサイズの小さな本になっている


九星占いは、少なくとも私は全く当たらず

あまり信じてはいないのだが

毎年、縁起物のような気分で

一冊買ってはいる

ただし、ダイソーの100円にしている


まだまだ暑いし

特に私は、試験も近いので

毎日毎日、代わり映えのしないことばかり

食事も、試験直前の手抜きバージョンで

スーパーで買う、野菜パックと

冷奴、漬物

あとは、簡単な肉か魚、と

台風以外の季節等

全く感じる余地もないのだが


季節は、少しずつ動いている

今年が、少しずつ終わって

来年が、少しずつ近づいてくる

その分、少しずつ私も老いているのだろう


時間を大切にしなくては、と

つくづく、実感する

特に、有意義な何かをしなくても

少なくとも、毎日が

ああ、楽しかったな、と思えるような

そんな時間の積み重ねをして

来年の元旦には

去年一年、いろいろあったけれど

まあ、楽しい、いい一年だった

今年も、いい年だった、と言えるようにすごそう、と

思えるような、年の取り方をしたいものだと思っている

2024年8月31日土曜日

背中と腰と膝が痛い

 現在、体調が絶不調だ

背中と、腰と、膝が痛む


理由は分かっている

据わりすぎだ

同じ姿勢で、ほぼ一日中過ごしていたため

筋肉が固まってきているのだろう


これは、早急にウォーキングでもスイミングでも

それ相応の体操をしなくては

いけないのはよくわかっているのだが

できない理由がある


ファイナンシャルプランナー試験の

一週間前なのだ!!

何が何でも、勉強を

しなくてはいけないに決まっているだろうが!!


ええい、試験が終わったら

テキストも、電卓も

全部ダンボールに放り込んで

すぐにプールに行ってやるから、

覚悟しておけよ、と


割れながら

一体だれに、何を覚悟させたいのか

良くわかないままに

妙な毒づき方をしている

この頃である

2024年8月30日金曜日

この年になってファイナンシャルプランナーを受験する理由

 いよいよ、来週の日曜日は

ファイナンシャルプランナー1級の

二次試験の当日だ

受験票も届いた

会場は、市ヶ谷とのことだ

ぶらぶらと坂を上がっていけば

靖国神社に出る

ちょっと遠いが、そのまま直進して行けば

神田の古本屋街に出られる

私の大好きな町だ

試験が終わったら、散歩がてら神田に出て

お気に入りの、豆本専門店で

何か1冊、買ってこようか、と

楽しいプランを立てているところだ


今日も、立件民主党の政治塾に入っていた同僚から

「試験勉強、どうですか?」と

声をかけられた

頑張ってくださいね、本当に

悔いの残らないように、残り10日間

駆け抜けてくださいねぇ

それで、絶対に合格して

退職したら、僕のブレーンになってくださいね、と

重すぎるエールをいただいたのだが


次のセリフが、ふるっていた

「で、前から気になってたんですけど

 そもそも、どうして試験勉強なんて

 しようと思ったんですか?

 だって、もう役職定年だし

 昇進も、昇給も止まっちゃってるでしょ?

 資格を取っても、取り損じゃないんですか?」


まあ確かに、今の勤め先だけのことを考えれば

ファイナンシャルプランナーだろうと

英検だろうと、とったところで

昇給も、昇格も、配置転換も

一切合切、なにも怒らない


だが、ムダか?と言われると

そうではないのだ


私がファイナンシャルプランナーの資格を取ろうと思った

一番大きな理由は

65歳以降の就職を見つけるためだ

つまり、これはちょっと風変わりな

「就活」なのだ


65歳を過ぎても、まだまだ元気だろうし

私はおひとり様なので

ヘタをすると、一日、話す相手が

愛猫だけ、という羽目になりかねない

趣味のサークルに入るとしても

サークル活動は、さすがに毎日はやっていないだろう


それに、年金は11万だ

なんとか、生活はできるだろうが

月に11万では、遊ぶ資金がない

年に1度は温泉旅行、バス旅行にも行きたい、と思うなら

それなりの小遣い銭を稼がなくてはいけない


だが、私はあまり体の丈夫な方ではないので

炎天下の中で、立って働くしごと

警備員や、建築作業員は

体力的に、どうしても無理だ

涼しい部屋の中で、座ってできる仕事

できることなら、週に3回くらいで

大丈夫、という仕事はないか、と探したところ

特殊技能さえあれば、何とか仕事のクチは

あることが判明した


たとえば

英語が得意なら、英会話スクールの非常勤

スポーツ指導の経験があれば

小中学校の、部活指導員

塾の講師も、募集している


そして、私が目をつけているのが

大人向きの塾、というか

資格試験の予備校のスタッフだ

理想を言えば、昔、学習塾の講師をしていたので

今後も、講師として働ければベストだが

それが無理でも、予備校の教材作成の仕事がある

私のねらい目は、これだ


他にも、銀行や証券会社が無料で開いている

「投資セミナー」のようなところの講師も

案外、募集が多い

この頃は、高校生で金融教育をしているので

学校向けの講師の仕事もある


さらに言えば、金融庁の職員として

期間限定ではあるが

消費者の金融相談担当官の求人もある


オマケに、同僚のブレーンの仕事までありそうだ


このうちのどれかの仕事にありつければ

遊び資金と話し相手、老後の生き甲斐まで

まるまる、ゲットできるのだ

勉強は多少はキツくても

やり抜こう、という気になるではないか


ちなみに、私個人としては

役職定年になった、60代のシニア全員が

手に入れられた、自分の時間を使って

自分の個性を生かし

自分のやりたいことを磨いて

特殊技能を身に着けるようにし

定年後には、趣味と実益を兼ねた仕事で

第二の人生を送れるような社会になったら

どんなにいいだろうか、と思っている

若い連中にはまねのできない

シニアならではの能力が

社会の一部を動かしており

これが欠けると、社会の運営ができなくなる

そのくらいまで、このウエーブが大きく鳴れば

社会のためだ、シニアは自決しろ、などと

トンデモナイことをいう

えせ学者もいなくなる、というものだろうと

思っているのだが、いかがだろうか





2024年8月29日木曜日

米の入手方法・ここは探してみましたか?

 スーパーの棚から白米がなくなったと

ニュースになっている

だが、私個人としては

本当に、米不足なのか

少しばかり、疑っている


品薄なのは、間違いないとしても

飲食店に入れば、米は普通に出てくる

回転ずしも、カレー屋も普通に営業している

スーパーでも

確かに白米は並んでいないにしても

総菜売り場では、炊き込みご飯も、赤飯も

おにぎりも、寿司類も

普通に売っている

冷凍食品売り場では、ピラフもチャーハンも

ぎっしりと並んでいる


すると

品薄ではあるが、ないわけではない米が

何らかの理由で、流通のどこかで

引っ掛かっているだけの

話なのではないか、という

気もしてくる


ついでに言えば

確かに、品薄だったかもしれないが

スーパーの棚から米が消えたのは

台風騒ぎと、南海トラフ騒ぎがあった後

つまり、多くのご家庭が

万一の時のためにと、買い置きに

走ったからではないか、と

私は邪推しているのだが

いかがだろうか?


それに

私の周りでは、確かにスーパーの棚からは

米は消えてはいるものの

少し探せば、簡単に手に入ったりする

では、どこをどう探せばいいか

少し、紹介してみる


① ドラッグストア

  スーパーにはなくとも、ドラッグストアなら

  置いてある場合が、結構ある

  ちなみに、私の近所では

  ドラッグストアに、古米と新米が

  大袋で、ドサリと積み上げられている


② コンビニ

  さすがに、10キロは置いていない

  値段も割高かもしれないが、

  2キロと5キロの袋なら

    店頭に、それぞれ五個づつくらい置いてある

  店内の在庫品を探せば

  もっとあるかもしれない


③ JA

      私の近所には、JAの直売スーパーのような店舗が

  二件あるのだが

  古米と新米が、それぞれドサリと置いてある

  10キロ袋がいくつか、実に無造作に置かれている


④ ネット

  転売ヤーがムチャな値段で出している以外にも

  ネット通販で、出ていることがある

  楽天や、アスクルなど

  かなりの大手が、普通に販売している

  白米はすぐに売り切れるようだが

  玄米なら、簡単に手に入ると思う

  玄米の方が、栄養価も高い上に

  慣れてくると、コクがあって

  白米よりも美味に感じてくる

  これを機に、玄米派になってみるのも

  私のおすすめだ

  ちなみに、ほとんどの炊飯器に玄米炊きの

  ボタンがあると思うが

  玄米を買う時には

  念のため、自宅の炊飯器のメニューを確認してからの

  方がいいと思う


⑤ 生協

  多少割高かもしれないが

  家まで届けてくれる、あの生協である

  カタログで注文するのだが

  ごく平然と、新米の注文を受けてくれている

  米が無いと困る、という方は

  一時的でも良いので、生協に加入して

  注文をするのがおすすめだ


⑥ 米屋

  ちなみに、私はこれで米を手に入れている

  店頭に並べていないだけで

  常連客に売る分の米は

  きちんと確保してあるのだそうだ

  店頭に並べないのは

  「一言さん」が車で乗り付けてきて

  一度に、ありったけ全部買い占めるような

  無茶をやるから、だそうだ

  なので 

  もし、自分は米屋の常連客ではないが

  親しい友人に、常連客がいる、という人は

  代わりに、一袋買ってもらえないかと

  頼んでみてはいかがだろうか


⑦ ドン・キホーテ

  言わずと知れた「激安の殿堂」だ。

  私の近所のドンキホーテの

  食料品売り場には

  もう、新米がどっさり入荷している

  一人一つの制限はあり

  5キロ袋ではあるものの

  二種類の異なるブランド米を

  40個くらい、ガンガン積み上げてある


これを活用していただければ

あんがい、あっさりと米も手に入ると思う

だが

どちらにせよ、もう数週間で

新米が出てくるのだから

それまで、サトウのごはんのような

パックごはんでもたせるか

冷凍チャーハンと、麺類で頑張るか

玄米や麦で、ヘルシー生活を送るか

「白米でなくてはならぬ」と

ガチガチに考えず

柔軟に対処しているうちに

白米パニックも終わるのではないか、と

思っているのだが、いかがだろうか

  


2024年8月28日水曜日

やめた方がいいのでは?悠仁サマの東大推薦大作戦

 以前、悠仁サマが

東大推薦制度を悪用して

ズル合格するのに反対、という

オンライン署名をご紹介した

私も、署名してきたのだが

その署名が、なかなかトンデモないことになっていた


署名を始めた人が

公開した情報によると

署名の運営から、一部の表現を直すように

直さないなら、署名を打ち切ります、と

連絡が入ったのだそうだ

ところが、修正しようとすると

システムエラーが出て、修正できない

……正確には、修正版を

  アップロードできないように

  システムがブロックしてきたのだそうだ……


それで、表向きには

「不適切な言葉を直そうとしなかったから」

実際は、

「修正したものをアップロードできないように邪魔して」

署名は、一週間くらいで打ち切りにされてしまった


それでも、署名そのものは1万2千も集まったので

まあまあ、ではないかと思っていたら

なんと、集まった署名が

よくわからない理由で

ドンドン消えていったのだそうだ

……これは、なんとなくわかる

  秋篠宮家に不都合なことを描いたXの投稿も

  「イイね」の数も

  不思議な減り方をするのが通常運転になっている

  例えば、朝方に1万5千あった投稿が

  昼休みには、6千くらいになつていたりするのだ……


だが、まだ悠仁サマの

「汚名挽回」のチャンスは残されていた

昆虫学会で、論文の内容を

ポスター発表する、というのだ

国際学会で、世界の専門家に

自分の研究を発表する

もちろん、言葉は公用語である英語を使う

これができれば

まあ、ある程度は納得できる、と思っていた


ところが

出席したのは、開会式だけで

式が終わると、自分の研究の

ポスター発表まで待たずに

さっさと、赤坂の自宅に帰ってしまった

ポスター発表は、丸投げされた

国立科学博物館勤務の、専門の学者が行った

しかも、出席したのは

事務局から個別に招待され

私的に参加した

つまり、研究者として発表をしに行ったのではなく

単なる観客として、見に行っただけ、というわけだ


これを、本気で、研究発表をした、とごまかして

東大にねじ込むのだったら

ねじ込む方も、ねじ込んでもらう方も

ねじ込まれて、文句を言わない東大の方も

なかなかのものだろうと思う


それにしても

親は二人とも、大学出だろうに

大学というのは、入っただけで終わりではない

ということを、考えもしないのだろうか


大学に入ったら、単位を取らなくてはいけない

単位数が欠ければ、留年だ

留年が何度も続くと、退学をさせる大学もあるが

そこまでいかなくとも

少なくとも、大学内では

かなりの軽蔑の視線を浴びることになり

相当にいづらくなると思うのだが


というのも

悠仁サマがたった一言、英語で言った挨拶

これが、トンデモナイ赤っ恥ものだったからだ

素人の、高校生、しかも未成年者が

国際的な学者に、初対面で出会ったら

何と挨拶すべきが

私はあまり英語は得意ではないが

この程度なら、わかる

It's an honour to meet you.だ。

もしくは

It's a pleasure to meet you.でもいい

それが、

Nice to meet you.とは、あきれ返った

転校生を紹介する、ラジオ基礎英語の

スキットでもあるまいし


正直、私はとても恥ずかしかった

日本を代表して、日本の皇族として

外国人と話すのなら

少なくとも、英会話くらいは

きちんと勉強して欲しい

少なくとも、想定問答集を作って

丸暗記する程度の努力は、最低限必要だと思う

日本人が、あいさつもまともにできない

バカばかりだと思われるのは

どうにも耐え難いのだ


ちなみに、筑付の偏差値は78ある


この英語力で、東大の授業は、まず無理だろう

ごり押しで入学しても、単位は取れまい

ズル入学と見られては、国民からの敬愛は受けられまい

しかも、単位を落とした、卒業できない、となれば

軽蔑まで買いかねない


東大を受けたいなら、受けたいでいいが

それ相応の学力をつけて

一般生と同じように、受験をして

それで、入学すればいいと思う

もし、合格点に届かなければ

浪人してもいいし、他の大学に志望校を変えてもいい

チャレンジの結果がダメだったとしても

私は責める気はないし

かえって、好感が持てる


だが、身の丈に合わない大学などに入っても

辛い思いをするだけだ

もうそろそろ、小細工はやめて

素直に、自分の実力で勝負した方が

今後のことを考えても

幸せになれる確率が、ずっと上がるのにな、と思う





2024年8月27日火曜日

ウクライナのバレエ団来日・チケット発売は明日から

 今から、明日が楽しみでたまらない

というのも

ウクライナのバレエ団の来日が決定

チケット発売が、明日からだからだ


こんな戦争中なのに、バレエ団が

わざわざ日本まで来られるのか、と

聞かれそうではあるが

ウクライナ国立バレエ団は

侵攻を受けて間もないころから

合計で、四回ほど来日公演を行っている


今回の公演は、年明けの1月なのだが

今までにはなかった

スペシャルメンバーの参加がある

私が買いたいのは、このチケットなのだが

おそらく、発売直後にものすごい争奪戦になるだろう


というのも

演目が「ジゼル」

タイトルロールのジゼル役は、アリーナ・コジョカル

相手役のアルブレヒト役は、アレクサンドル・トル―シュという

世界トップと言っていいほどのコンビだからだ

この二人が踊るのは

1月5日の一公演のみ

争奪戦は、確実だ


バレエマニアでない方には

何がなんだか、さっぱりわからないと思うので

少しウンチクを垂れ流すと


ウクライナ国立バレエ団は

元は「キエフバレエ」という名で

ソビエト三大バレエ団の一つ

その中でも、最もアカデミックで、優雅

繊細な表現を得意としているバレエ団だ

今回の戦争をきっかけに

「ウクライナ国立バレエ団」と名前を改めた


バレエ団の芸術監督は日本人

京都出身の方だ

この方が、バラバラになりかけたバレエ団をまとめ

「踊ること、文化の火を絶やさないことが

 我々の戦いだ」と

日本のバレエ界からの強い後押しも受けて

二年前の夏、戦争が始まってから5カ月後に

日本公演を行い、大成功を収めた


ただ、このバレエ団では

ロシアのプロバガンダに使われている

チャイコフスキーのバレエは、上演しない

いわゆる「三大バレエ」は封印しているが

バレエ作品には、ほかにもフランス系のものに

かなりの名作が多い

その、フランス系の名作中の名作が、「ジゼル」だ


ざっと、あらすじを紹介すると

「ジゼル」というのは、素朴な村娘の名前だ

この、ジゼルは村で一番の踊りの名手だが

生まれつき心臓が弱く

はかなげで、透明感のある少女である

恋人はいることはいるが

これが、平民に変装している

土地の領主で、貴族の婚約者がいるという状況

ジゼルは婚約者とはちあわせしてしまい

恋人に裏切られていることを知ると

ショックのあまり、心臓がもたず

錯乱の果てに死んでしまう

ここまでが、一幕だ


若くして死んだ女性は

死後、ウイリーという化け物に転生し

日が沈んだ後に、墓地にいる若い男にとりつき

化け物の群れで取り囲み

死ぬまで躍らせ、踊り殺す

ジゼルもウイリーに転生するのだが

自分を弔いに来たアルブレヒトを

殺すにしのびず

仲間のウイリーたちから守り抜き

夜明けの鐘の音とともに

アルブレヒトと最後の別れを交わして、消えていく


という、正直に言って

面白いのか、面白くないのか

よくわからないストーリーなのだが


この作品は、役の解釈の幅が大きい

まず、ジゼルをダマすアルブレヒトだが

ダンサーによって

深く物事を考えず、ただ単に

カワイイ女の子と楽しく遊んでいる

プレイボーイタイプ

どうせ平民じゃないか、と

明らかに小ばかにした態度で

イヤな野郎なのだが、どうにも抗いがたく魅力的

オマケに、自分でそれを知っているから

始末が悪いと、という

歌舞伎でいえば「色悪」タイプ

身分違いを分かっていながら

どうしてもあきらめられない

純愛タイプ、と

簡単に分けても三種類ある

その日踊るダンサーが、どのタイプか

幕が上がるまでの、お楽しみだ

そして

同じ曲、同じ振り付けなのに

ダンサーがどの解釈をとるかで

作品の印象が全く異なってくるのが

バレエの面白いところでもある


主役のジゼルに至っては、バレリーナ一人ずつ

全然違うタイプになっている

私が一番好きなタイプは

透明感があって、どこまでも可憐で

小動物のような愛らしさがあって

暖かく、静謐で、思慮深いタイプ

大人になったら

ピエタの聖母マリアのようになりそうなタイプ

そんなタイプのダンサーがいるのか、と

言われそうだが

それが、いるのだ

それが、アリーナ・コジョカル

来年の1月5日に「ジゼル」を

踊ることになっているバレリーナである

コジョカルのジゼルは、私の理想のジゼルで

こと「ジゼル」に関しては

20世紀最高のバレリーナと呼ばれた

シルヴィ・ギエムより、コジョカルの方が上だと思っている


コジョカルは、160㎝も無いのだが

その、身長の低さが

かえって、守ってあげたくなるような

可憐さを醸し出している

それでいて、テクニックは完璧に近く

風でも起こしそうなスピードて

正確で鮮やかな足さばき、明快なステップ

残像に残るような美しいラインを

次々と繰り出して、バレエを見る喜び、というものを

体感させてくれる


正直、コジョカルがウクライナバレエ団に

客演してくれるとは思わなかった

というのも、コジョカルは

昔、このバレエ団のプリマだったからだ

ところが、「伝統というと聞こえはいいけれど

同じことの繰り返しばかり」と

タンカをきって退団

イギリスのバレエ団の試験を受けて

何と、コールドで入団

……コールド、というのは

  早く言うと、その他大勢で踊る

  ダンサーのことだ

  例えば、「白鳥の湖」なら

  オデット姫のバックで踊っている

  白鳥ズのようなダンサーを言う……

こうした、因縁があるからだ

にもかかわらず、今回の公演で

客演を務めてくれるのは

この公演の「ジゼル」が新演出であることに加えて

ウクライナバレエ団への

強い支援の気持ちなのだろうと思う


ちなみに、アルブレヒト役の

アレクサンドル・トルーシュは

日本では、あまり知られていないが

私のイチオシの男性バレエダンサーだ

この人が知られていないのは

単純に、日本での公演が少ないことと

諸族が、ハンブルグ・バレエ団という

素人受けのしないバレエ団だからだろう

この、バレエ団は

ノイマイヤーという、天才振付家がおり

「人の情念」を踊らせると

これを超えるバレエ団は、世界中に存在しないと思う

なので

死を超えて続く愛をテーマにする

「ジゼル」には

ハンブルグ・バレエ団の

アレクサンドル・トルーシュは

まさにはまり役だろうと思う


ちなみに

この、「ジゼル」は新演出で

細かい部分は無数に

そして、一番大きな点では

ラストが大改革されている

従来のジゼルは、夜明けの鐘が鳴って

生き残ったアルブレヒトと

化け物のジゼルは永遠の別れ、なのだが

この、新作ではどうなっている

これは、あえてネタバレせずにおこうと思う

だが

初演を見たとき

「なぜ、このラストが思いつかなかったのだろう」と

疑問に思うほど

何もかもが、腑に落ちるラストだった

そして

今現在も、ロシアの空襲を受け

戦闘で命を失うウクライナで

「生死を超える愛」をテーマにする「ジゼル」を

上演するには

このラストしかないだろう、と

深く納得した


1月5日のチケット

何としても、手に入れたい

どうぞ、幸運を祈っていただきたい

そして、もし

ちょっとでも興味を引かれた方がおられたら

劇場に足を運んでいただければ幸いだが

チケットは、私の狙っている一番安い席でも

7000円する

それはちょっと、と思う方がおられたら

下に、ウクライナ国立バレエが

昨年、世界初演を行った時の

動画を貼っておく

私の「推し」のダンサーではないので

少し物足りないところもあり

また、世界初演ということで

まだ熟しきっていない、硬さはあるが

十分に、見ごたえがある

しかも全幕分だ

ご覧になったら、もしできることなら

見学料(?)代わりに

バレエ団の日本人の芸術監督

寺田氏の主催する

バレエ団の練習用のトウシューズを買うための

「トウシューズ基金」

一口1000円に、ご協力いただけると

望外の喜びでもある

アドレスは、下に貼ってある通りだ

ウクライナ国立バレエ「トウシューズ基金」(1口¥1,000) | Koransha Offic... (stores.jp)


下にあるのが、動画だ

期間限定なので、お早めにどうぞ







2024年8月26日月曜日

このコミックはおすすめ「大家さんと僕」文庫化

 今日、勤め帰りにちょっと寄った書店で

文庫本が二冊、平積みになっていた

表紙を見て、驚いた

「大家さんと僕」と、その続編

「大家さんと僕 これから」


早速、レジカウンターに二冊とも持っていき

いつ文庫化されたのか、と聞いたら

もう二ヵ月近く前で

夏の読書キャンペーンの対象商品、とのこと

確かに、夏になってからは

ファイナンシャルプランナーの試験で頭がいっぱいで

その系統の本しか、見ていなかった気がする

いやはや、うかつだった


というのも、私はこの作品の大ファンなのだ


これは、いわゆる「エッセイ・コミック」で

日常のいろいろな出来事をマンガ化したもの

あまり、売れていない芸人の

「僕」こと「矢部」さんと

下宿先の大家さんの

心の交流を描いた作品で

手塚治虫賞の受賞作でもある


だが、このような外面的な話よりも

実に見事なのは

この、60歳以上の年齢差を超えた

二人の友情

……というよりも

  間違いなく、当人二人は

  「絶対に違います」というだろうが

  私には、性的なものを一切なくした

  純度の高い、恋愛に見えるのだが……


まだ、20代(と思われる)売れない芸人の「僕」が

新しく入居することになった家は

元二世帯住宅だったのが

住んでいたお兄さんが亡くなったので

人に貸したい、という物件

「大家さん」は86歳の老婦人だが

「ごきげんよう」とあいさつするような

上品な人の反面

タクシーで伊勢丹まで行って

1本千円のたらこを買うような

「ヤンチャ」で愛らしいところもある

実に魅力的な人物だ


エピソードは、どれも、くすりとわらえて

なおかつ、どこかにペーソスの漂う

しみじみと、あたたかい話が多いのだが

私が一番好きなのは

大家さんが、「僕」の誕生日を祝ってくれる話

ショッピングカーの修理を口実に

「僕」を家に招いた大家さんが

修理中に、急に部屋の電気を消したかと思うと

「ハッピーバースデー トゥー ユー」と

歌いながら、手にお皿を持って現れる

「僕」の誕生日のケーキは

なんと、大きなおはぎで

その真ん中に、お仏壇用のロウソクが1本立っている

しかも、大家さんは

今日はまだ、誕生日ではないのは知っているけれど

若い方は、盛大なパーティーをするから

あえて前倒しで祝った、という

ところが

誕生日当日、家の前の道で「僕」は時間をつぶす羽目になり

最後のコマには

来年の誕生日は、当日でいいです、と書かれている


作品は、週刊新潮で連載されていたが

その途中で、大家さんが他界された

その時の、新聞広告は、今でもよく覚えている

私個人がお目にかかったことは

当然ながら、一度も無い方ではあるが

オマケに、私は筋金入りの無神論者ではあるが

自然に、手を合わせた


私の誕生日は九月

そろそろ八月も終わり近くなり

なんとなく、ソワソワしてくる

今年のケーキは何にしよう、と考え

やはり、手製の豆腐ガトーショコラにするか

それか、この際、大盤振る舞いで

ダロワイヨあたりのホールケーキを買い込むか、

そう迷っていたのだが

これを読んで

私も、大家さんのおはぎのケーキが

無性にうらやましくなった


なので、今年は、手製のおはぎで

誕生日を祝うことになるかもしれない


それに、もう一つ

この作品の好きなところは

大家さんは、実は86歳で一人暮らしをしている

バツイチで、子供もいないようだ

つまり、俗にいう「独居老人」なのである

だが、一般社会がもつ「独居老人」の

うらぶれたイメージなどは

この「大家さん」にはかけらもない

暖かく、ユーモラスで、友達に恵まれ

金銭的にも、そこそこのゆとりはあり

なにより、心豊かに暮らしている


私は定年後には、週に三日くらいは働きたいので

その先、完全に仕事からリタイアしてから

ということになるのだが


その時には、生き方のロールモデルとして

「大家さん」のように生きてみたい、と

思っている


鉛筆書きの、シンプルな線で描かれた

ほのぼのとした絵も

話にぴったりで

おそらくは、令和を代表するコミック作品の

一つと言ってもよいと思う

是非、ご一読を






2024年8月25日日曜日

台風の備えはOK

 台風10号が近づいている

私の住んでいる関東は、今のところ

直撃ルートからは外れているようだが

ルートが変わることもあるだろう

万が一を予想して

準備をしておくに、越したことはない


さて、何か買うものはあるかな、と考え

ほとんどないことに気が付いた

水や、缶詰、携帯トイレ、キャットフードなどの

必需品は全部

南海トラフ要注意、と言われたときに

整備済みなので、今回は特にやることはなかった


カセットコンロと、停電用のロウソク

懐中電灯と、手回し式のラジオ

これも、全部チェック済みだ


緊急用の薬は

一人暮らしの必須アイテムだ

バッファリンや、熱さまシートに始まり

消毒薬、包帯、ばんそうこう

ついでに、下痢止めまで

一通りそろっている


携帯は毎晩充電して寝るとして


大体一通り、慌てなくて済むものは

そろっているようだ


これは、私の手柄、というよりは

南海トラフの地震警告が出て

備蓄や所持品をチェックし、整えたから

足りない分は、その直後の

台風接近の報道を受けて

買い増しをしたから、ということだろうと思う


どちらも大ごとにならずに済んだときには

ほっと胸をなでおろしたものだった

人騒がせな、などと怒っていた人も

中にはいたようだが

逆に、この人達は地震になれば嬉しかったのだろうか

気象庁が、南海トラフの危険を知っていて

金儲けのために、海水浴客にそれを知らせずにいて

万一、実際に地震が起きて

多くの犠牲者が出たとしても

人命より、経済の方が重いから、仕方がないね、と

あっさり割り切ってしまえるのだろうか


私個人としては

備えあれば憂いなし

何度も空振りの警報が出れば

何度も装備をチェックでき

その蓄積が積み重なって

より精度の高い「備え」ができるようになるのだから

これに懲りずに

着実に警報を出してほしいと思う

それで不利益を被る人がいれば

そこは、まさに国の出番で

天災により、人より多く苦しんだ人には

その分の保障をすればよいと思う


避難ルートも確認はしたが

私の住んでいる地域の避難所は

ペット同伴が禁止だ


アレルギーの人がいるから

緊急事態では、それどころではないから


その理由は、良くわかる

正しいことだ、とも思う


だが、正しいからと言って

何も感じずに、すんなり従えるか、というと

少しばかり、話は別だったりする


私個人としては、台風が来ても、レベル4まで

地震のときには、家が倒壊するまで

自宅に居ようと思っている

その分、自宅の補強などの工事は

まだ、ボーナスのもらえるうちに

やっておこうと思っている


資金計画を含め、いろいろと考えることは多いのだが

その諸悪(?)の根源たる、我が愛猫、のえるさんは

先ほどから、おなかを天にむけて

「ネコのひらき」状態

あまりと言えばあまりの

あられの無い態度で

ぐっすりとお休みである




2024年8月24日土曜日

何とかしてほしいこと・入院時の保証人2名

 先日の昼休みのことだ

私の職場で

立憲民主党の政治塾に入っていた同僚が

「今の社会、一つだけ

 悪いところを直す力をあげるよ

 なんでもいいから、って言われたら

 何を治す?」と

雑談を振っていた


内心、これはいずれ

立候補した時に何を公約にするかの

下調べかな、と

少々「生臭い」気はしたものの

同僚同士で、くだらない悪口を

言い合っているよりも

こういう話題は、罪がなくていい

黙って、聞き役に回っていた


年代によって、けっこうバラツキがあった

女性は、やはり、というか、当然、というか

男女の賃金格差の問題をあげていた

それに加えて、

女性も活躍できる社会を、という割に

いつまでたっても、病児保育が充実せず

子供が熱を出したら、すぐに保育所に

お迎えに行かなくてはいけない

仕事を抜けられては、職場に迷惑がかかるし

抜けるほうも、あわただしいし、いそがしいし

何より職場に居づらくなる

幼児を乗り切ったとしても

学童保育も、預かるだけで中身が薄い

本気で女性に働いてほしいと思っているのか、と

非難ごうごう、というところだった


シニア層は、生活の不安、健康の不安だった

特に、認知症になったときに

どうすれば、安心して暮らせるのか

施設に入居するとして、すぐに空きはあるのか

それ以前に

自分たちが認知症になるころには

介護施設での働き手がいなくなるのではないか、と

かなり切実な不安が多かった


タイムリーな話題としては

当然ながら、「米不足」があった

これから、夏はますます暑くなるのに

暑さに強い品種があるのか、という話や

米農家の労働時間は時給に直すと

たったの10円だそうだ

これでは、農家を継ぐ若い人など

出てこなくてあたりまえではないか、という

ごもっともな話で盛り上がった


ここまでは聞き役だったのだか

やはり、私にもご指名が来た

こうなると、張り切ってしまうのが私の悪い癖だ

コンクールをしているわけでもないのに

さて、どうせなら、老若男女だれからも

そうだそうだ、と言ってもらえるアイデアを出したい

それで、言ってみた


「病院に入院するときの、保証人

 あれを、なんとかして欲しい」


何人から、そうそう、あれは絶対、と

声援をいただいた


どういうことか、少し説明すると

病院に入院すると、会計から

「保証人を立ててください」と言われる

保証人というのは、借金が払えなくなった時に

肩代わりをしますよ、と言ってくれる人だ

なので

保証人になって、得をすることなど何もない

自分が作ってもいない借金を負ってもいい、などと

親切すぎることを言ってくれるのは

親くらいなもので、仲が悪ければ兄弟でも断るくらいのものだ


病院の保証人は、たいてい二人必要だ

しかも、それぞれ違う住所の人を、と言われる

私には子供は一人しかいない

その息子と、奥さんの名前を書けば

確かに二人分の枠は埋まるが

息子夫妻は夫婦なので、同居している

つまり、住所は一つだ

誰かもう一人、保証人を見つけなくてはいけない


私は、両親を見送り、現在はおひとりさまだ

一人っ子で、兄弟はいない

友人には、まず確実に断るだろうから

頼もうという気すら起きないくらいだ

つまり、たとえ政府の言うように

銀行には3千万円の現金がうなっていようとも

入院費を前払いしますから、と哀願しようとも

私はどこにも入院が出来なくなるわけだ


身元保証会社、というのも

なくはないのだが、とにかく高価なうえに

正直、信頼していいものかどうか

かなりうさんくさい

ネットなどで、「身元保証会社の見分け方」を

ずいぶん検索し、チャットGPTにまで聞いてみたが

これといった成果は得られなかった


見分け方もわからないまま

胡散臭いと思いながら

高額な身元保証会社を利用しなくては

入院一つできない

こんな不条理があっていいものか


しかも、これは全国のお一人様、全員にかかわる問題で

20代のシングルマザーや、その子供から始まり

80,90で連れ合いを亡くした

シニア層で、一人っ子の人まで

幅広く、世代をタテに貫くように

問題になっていると思う

しかも、こればかりは「自助」のやりようがない

まさに、政治の出番だと思う


病院の保証人制度を、時代遅れのものとして

おやめなさい、と、国から指導してもらうか

市町村で、10万単位の貯金を条件に

保証人を引き受ける制度を作るか

せめて、保証人引き受け会社が信用できるかどうか

国ではっきりとした基準を作って

格付けのランクを作ってくれるか

何かしてもらえないと

いくら、自助で貯金をしても

盲腸一つ、安心してかかれない


こんな世の中は、おかしい


「おひとりさま」がこんなに増えているのに

社会があまりに冷酷だ、と

ひとしきり、演説をご披露する羽目になった


そうだそうだ、と

若い同僚たちからも褒めてもらって

少しいい気分でいたら

昼休みの終わる直前に、そっと

立件民主党の同僚からささやかれた

「ひょっとして、あなたも立候補するんですか?」


致しません

致したところで

私には地盤、カバン、看板の

「三バン」が一つもないので

落選は確実だ


疑心暗鬼を生ず、と、昔の人は良く言ったものだが

もう一つ

昔の人は良く言ったものだ、と思うのが

「クチは災いのもと」

肝に銘じておきたいと思う









2024年8月22日木曜日

アラン・ドロンと二つの安楽死

 フランスの名優、アラン・ドロンが亡くなった

私の子供の頃から

美男子の代名詞になってきた人だったが

私は、あまりこの人が好きではなかった

というよりも、この人の演じる役柄に

どうにも共感できず

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、の精神で

アラン・ドロン本人が

あまり好きではなくなった、という方が正確だ


怪傑ゾロのような

明快なヒーローも演じはしたが

底辺を演じるときの方が

底光りのするような美しさに磨きがかかり

本人も、「のっている」ように見えた


代表作は「サムライ」と言われているが

私は「太陽がいつぱい」の

貧しい家の出身で、

裕福で性格のいい友人を殺して

財産も恋人も奪おうとする

冷酷な役柄の方をかっている


だが、一つ選べと言われれば

ルキノ・ヴィスコンティ監督の「山猫」

これは、イタリア版「斜陽」のような映画で

アラン・ドロンは

朽ちて倒れつつある名門の公爵家と対象的な

新しいタイプの男爵の役を演じている

チョイ役だが、傲慢なほどに若々しく

ここまで美しい男性がいるものかと

心底、ため息が出そうになったものだ


一度引退を宣言、その後、撤回はしたものの

さほど、華やかな活動は無かった

2019年、脳卒中を起こしたというニュースのあと

おととし、2022年ごろだと思う

大病を患っていて

自分の最期には安楽死を選んだ、と報道された

病名は、現在でも公表されてはいないが

安楽死、というからには

激しい痛みや苦しみを伴う病気だったのだろうと思う


その後、スイスに向かった、という記事を読んだ

次に聞くであろうニュースを

内心、覚悟した


だが

アラン・ドロンは結局、安楽死を選ばなかった

理由は、ウクライナだった

当時、86歳だったアラン・ドロンは

ウクライナ侵攻後すぐに

ゼレンスキー大統領に電話をし

プーチンに「腹が立つ」

侵略戦争に「嫌悪感を覚える」と語り

ウクライナに「私はあなたたちとともにある」と

連帯を表明した


その後、アラン・ドロンは

影日向なく、ウクライナの支援を続け

今年の4月には、ウクライナからの

最高位の勲章の授与を受けたばかりだった


アラン・ドロンが亡くなったとき

ウクライナは、Xで

ウクライナのために、安楽死ではなく

生きることを選んでくれた、と

深い感謝と哀悼の意を表した


見事だ、と思った

命の使いどころを定め

名優アラン・ドロンという名の持っている輝きを

最後まで使いつくし

持っている力の全てで、最後の最後まで

命を使い切り

嵐の中の樫の木が倒れるように

終わりを迎えた

私もこうでありたいと、まさに、生き方の

ロールモデルを見る思いがした


と、思ったら

昨日のことだ

アラン・ドロンの愛犬が「殉死」を免れた、という

ニュースが飛び込んできた


よく読んでみると

何と、アラン・ドロンは、自分の愛犬を

自分が死んだら、薬物で安楽死させて

一緒に葬って欲しい

「自分の腕の中で、この子を眠らせる」と

遺言を残していた

だが、彼の遺族は

まだ元気な愛犬、ルーポ君を殺すことはできない、と

遺言を執行しないことに決めた


これには、ブリジット・バルドーの主催する

動物愛護団体なども、強く反対していたそうだ


確かに、これはあんまりだろう

私も猫を飼っているが

私はむしろ、私の死後、この子が幸せに暮らせるような

道を整えてあげたいと思っている

私の息子は、重度の猫アレルギーで

愛猫を育てることはできないが

かといって、もし保健所などに連れていかれたら

愛猫がかわいそうで、かわいそうで

くやしいやら、恨めしいやらで

化けて出られるものなら

絶対に化けて出るだろうと思う


そうは思うのだが


この年になり、「死」が

現実味を帯びてくると

それだけではない

別の思いも、浮かんでくる


怖かったのではないだろうか

アラン・ドロンに限らない

死ぬのが怖くない人間など

いない、とは言わないが

かなりの少数派であることは間違いないだろう

アラン・ドロンも

一人で行くのが、どうしても怖くて

おそらくは、どの人間よりも信頼し

深く愛した、愛犬に

一緒に行ってほしかったのかもしれない

そう考えると

その気持ちだけは、わからないでもない


光も、かげも

表も、裏も

カッコいいところも、

えっ、と思うようなところも

両方備えているのが

人というものなのかもしれない


最後まで、人間らしい人間であった

アラン・ドロンに

献杯するとともに

謹んで、ご冥福をお祈りしたい