今日は三連休の初日
明日は、アロマテラピー検定1級のテストなので
外出ができない都合上
今日は、ちょっとどこかに出かけたかった
私の住んでいる関東地方は
あいにくの、豪雨の予想ではあったが
雨が強くなるのは、夕方前後から、とのこと
それならいっそ、と、少し早起きして家を飛び出し
東京農業大学の収穫祭に行ってきた
午前中に行って、昼頃に大学を出るようにすれば
豪雨になる前に、家につくだろう、
という計算だ
結論からいくと、うまくいった……のだが
現在でも、私の住んでいるあたりは
さほどの強い雨は降ってはいない
この程度なら、あんなに気を使って
急いで帰ってこなくても
もっとゆっくり楽しんでも
大丈夫だったかな、と
なんとなく、面白くない思いも抱いている
だが
そもそも、朝早く行ったのは
東京農大名物、蜂蜜を絶対に
ゲットしたかったからだ
整理券の配布が終わる前に
何としても、大学に着きたかった
東京農業大学は、歩いていくなら
最寄り駅は、半蔵門線の「用賀」だが
30分ほどパスに揺られるのを我慢するなら
渋谷から直通で、校門前まで行ける
小雨も降っていたので、今日はそのルートにした
大学の正門前に到着したのが
朝の9時15分頃で、そこから列に並んだ
なんとか、整理券をもらって
さあ、今度は本醸造の味噌の列に行こう、と思ったのが
9時45分頃
残念ながら、味噌は完売、売り切れになっていた
ここは妥協線だ
一番欲しかった、蜂蜜が買えるのだから
二番目に欲しかった味噌がアウトでも
グズグズいうのは、よろしくない
あとは、模擬店と販売、発表を
楽しく見て回るだけだ
珍しくて、おいしいものがたくさんあるのが
東京農業大学の模擬店なので
朝食は、あえて抜いてきている
それに、もう一つ楽しみなのが
学生さんの呼び込みが華やかなことだ
模擬店のメインストリートを歩いているだけで
必ず声を掛けられる
しかも、朝の早い時間で
雨がぽつぽつ降っていれば
品物の出足は良くない
その辺をふらふら歩いている私などは
格好の的、というところだ
まあ、私としても、まんざらではない
というのも
見ず知らずの若者と、一言二言
気楽に話せる機会などは
この、収穫祭以外、あまり無いからだ
最初の戦利品は、焼き団子だ
二本で二百円
味は、みたらし、ヨモギあん、きなこなど6種類
バラでフレバーを選べますよ、と誘われて
団子のフレバー、という言葉が面白くて
つい、買い込んでしまった
団子は、奥の小さなコンロで網焼きしており
肌寒い中に、暖かいものが食べられるのと
焼き係が、男女混合
ジェンダーの区別なく、一緒に料理(?)に
取り組んでいるのもさわやかで
気持ちよく、二本いただけた
ついでに、雨をよけられるおすすめの場所と
トレーの捨て場所も教えてもらうという
ミニ会話も楽しめた
毎年、レタスの苗を買っていた出店は
今年は、花オンリーとのこと
狙っていた大根も、開門10分で売り切れ、とのこと
だが、その代わりに
野菜をたっぷりと買い込んできた
さすが、農業大学だけあって
珍しい野菜が、たくさん売っている
今年買った野菜は
・赤ネギ
・黒キャベツ
・大きすぎて市場に出せなくなったジャガイモ
・湘南パック
(とれたて野菜を、サラダ用に各種
農大性が袋詰めして作ったアソートパック
食べられる花、エディブルフラワーも入っている)
・茎まで食べられる、ごく甘ブロッコリー
・葉のついたニンジン
蜂蜜は、狙っていた品種
栗と、桜の蜜は売り切れてしまったが
次に買いたかった、萩と、ヤマボウシの蜂蜜は
買うことができた
「ヤマボウシ」というのは
別名、「ヤマモモ」
下にはった写真の、白い花の咲く木で
蜂蜜はとにかく、パンチが強く、野趣のある
いかにも「山の蜂蜜」という感じなのだそうだ
萩は、それに対して
いかにも雅で、あっさりとした感じ
和菓子の和三盆の甘さを思わせるものらしい
これは、あまりにも楽しみなので
明日の朝、バタートーストに
半分ずつ塗って、食べ比べて
楽しもうと、少しの間、お預けにしている
昼食は、珍しいメニューを選ぶことにした
「馬肉の鉄板焼き」だ
これも、模擬店でている
馬肉、別名、桜肉は
居酒屋メニューで、一度食べたことはある
ローストビーフのように、薄くスライスしてあって
たれをつけて食べたのは覚えているが
鉄板焼きは、初めてだ
会津の郷土料理らしく
「今、食べそびれたら、もう食べられませんよ」との
呼び込みに誘われて、一皿買った
アツアツの、湯気を立てている肉と
一緒に炒めてあるのは、もやしだけというシンプルさ
味付けは、醤油でもなく、焼肉のたれでもなく
何だったのか、今でもよくわからない
馬肉は、豚肉のスライスのような切り方で
てのひらくらいの大きさのものが
5~6切れ入っていた
かなり、リーズナブルだと思う
味わいは、非常にあっさりとしていた
癖がなく、さわやかで、とにかく品がいい
魚で言えば、白身の川魚
特に、アユのような感じだ
肉なのに、しつこさがなく、淡白
それでいて、うまみやコクはある
ただ
一言だけ、難を言わせてもらえれば
筋が髪切りにくかった
おそらく、豚と比べて運動量が多く
毎日走りまわまっていたのだろう
肉が、アスリート風なのだ
薄切りなのに、嚙み切れず、これには苦労した
薄切り肉ではあるが、隠し包丁をいれて
筋を切ってもらった方が
シニア客は喜ぶと思うが、どうだろうか
そして、本来はデザートを食べるつもりだったのだが
いきなり、声をかけられた
「好きですか?」
いきなり、ドキンとしかけたが
「好きですか?焼き鳥?」
ああ、やはりそういうことが
「1本100円で買えるんですが」
では、いただきましょう、三本ほど
「虫ソース、食べてみませんか
コオロギとかじゃなくて、カメムシなんです
本格的ですよ」
いや、さすがに虫はダメだ、と
ご遠慮申し上げようとしたら
「虫じゃないソースもあるんです
しかも、世界各国
タイの、辛いのに甘いスイートチリ
みんな大好き、ユーリンチー
アルゼンチンの、さわやか系」
では、アルゼンチンのソースで、
鶏のから揚げをいただこう
本当は、ひっつみ汁も欲しかったが
さすがに、もう入らない
お土産に、農大生と会津の農家で
コラボして作った、という
馬肉非常食、1袋500円
3年間もちます、というパックを
二つ買ってきた
非常食は、普通においしいものが絶対に必要だという
今あるものは、数はあるし
種類も豊富なのだが
残念ながら、あまりおいしくはない
そろそろ期限も近くなってきたことなので
早めに食べてしまって
これと、入れ替えることにしよう
その他、研究発表も見事だった
私が特に気に入ったのは
植物から電気を作る、ライト
……これは、実用化されていたら
私も買いたかった
まだ、データーを取っている
企業との共同研究の段階なのだそうだが
もし、どこかの政党の議員さんが
このブログを見てくれていたら
ぜひとも、東京農業大学とコンタクトを取り
この研究を支援して
実用化できるようにしてほしいと思う
植物と、微生物の力だけで
冬の、クリスマスイルミネーション程度は
楽に光っているのだ
これは、うまく使えば
家庭の電力をかなりの割合でエコ化できるのではないかと
思っている……
庭園部も、素晴らしかった
この写真に写っているのは
普通の教室の改装だ
ううむ、もし頼んだら
私の家の庭も、このように改装して
もらえるのだろうか
本気で、考えたくなってくる
雨の心配がなければ
一日中、回っていたかった
渋谷まで、そう遠くないところに住んでおられる方
収穫祭は明日まで
当然、入場は無料だ
丸一日、楽しめる
予定のない方には、ぜひともおすすめだ